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身を委ねた先に見えるもの

川下りは、川上りより簡単なことのように思える。 上るには気力も体力も必要だ。何せ、急流や色んな方向にうねる渦の中を、自らの力で押し進むのだから。 一方、川下りはボートに乗っているだけである。もちろん座礁しないよう、最低限の舵取りは必要だけど…

安堵と不安の狭間にて

何かをしていないと不安だった。とにかく不安だった。 少しでも自分がそこにいる事を、そして、自分が色んな意味において役に立つ存在であることを、周囲に知らしめるために奮闘していた。 そして実態がどうであれ、気楽そうに生きている(少なくとも自分に…

「飽き」という感情が教えてくれる本質

自分自身を確かめるために生まれた欲は、とても力強い。 それは誰もがごく普通に抱く欲であり、誰も疑わない。その欲の追及はおそらく不毛であるにも関わらず。 ふとそんな欲を満たすことに飽きるとき。それが本当に自分の人生を歩み始める時なのではないだ…

心の内側に向けられた意識

人生において、持ち物は少ない方が良いと思う。 それも気に入ったものばかりであれば、なおさらだ。 なんだか身軽な気がするし、そもそも自分がなにを持っているかを忘れることもない。 考えてみると、それは心に留る「こと」をより大切にできるからなのでは…

「確かなもの」を探して

「人のものになりあうことだけが幸福への道だ」 ティファニーで朝食を、のセリフである。 どことなく共感できる言葉だ。 僕のきみ、きみの僕。 心のつながり、血のつながり。 そのつながりは、どれも美しく、そしてかけがえのないものだと思う。 だけど、そ…

人はみな「誰か」になりたい

表現の手段を持つ人がうらやましかった。 彼らは彼らの持つ「何か」を通して人々の心と触れ合っている。 そしてそれは彼らを「誰か」にしていた。 僕も「誰か」になりたい、と思ってきた。 自分とはいいったい誰なのか。それを分かりやすく、かつ明確に説明…